症状別の切り分け: ウィジェットが出ない・配送日時が注文に無い・購入に進めない

screens: テーマエディタ (アプリの埋め込み / セクション) / 左メニュー「オプション」「商品」
verified_from: テーマウィジェット (theme-develop) / チェックアウト検証 Function / テーマ拡張の block 定義 / 人間向けFAQ
note: 原因は「候補」。マーチャントのストアを見ずに断定しない。ESCALATE の情報を依頼する。

SUMMARY

症状から原因を絞るページ。原因は断定せず、候補を確認の順番どおりに案内する。1 つの症状に複数の原因があり、ストアを確認しないと決まらないものが多い。

配送日時は、カートの属性 (注文の「追加の詳細」) としてウィジェットが書き込む。購入の経路がカートの属性を運べない、または書き込む前に JavaScript が動かなかった、のどれかで「注文に無い」が起きる。

前提 (仕組みの事実)

T-1  ウィジェットはカートの属性に次を書き込む: 配送希望日のラベル=日付 / 配送希望時間のラベル=時間 /
     (配送エリアのラベル=選択値) / 入力テキストのキー=入力値 / 配送方法のラベル=選んだ配送方法。
     キー名は管理画面のラベル設定と同じ (ラベルを変えるとキーも変わる)。
T-2  __ccValid は「チェックアウト時の配送日の有効性検証」が ON のときだけ書き込まれる。
     値は選択内容を JSON 配列にした文字列。チェックアウトの検証 (Shopify Function) が読む。
T-3  __ccSlot は「配送方法のカスタマイズ」(Pro) が ON のときだけ書き込まれる。
     値は "<配送方法の番号>::<グループ番号>" の形。
T-4  日時指定の対象外のカート (非表示商品の設定により対象外になったカート。G-8 / G-9) では、
     ウィジェットは出ず、上記の属性は空 (削除) になる。入力済みの値は注文に残らない (G-10)。
T-5  アプリの埋め込み (App embed) が有効なら、全ページでウィジェットのコードが読み込まれる。
     「セクション」として置いた場合は、置いたテンプレートのページだけで読み込まれる。
T-6  動的チェックアウト (「今すぐ購入」/ Apple Pay などのボタン) は、Shopify の仕様でカートの属性を運べない。
T-7  チェックアウトの検証は、カートの属性が "inValid" のとき、既定のエラーを出して購入を止める。

症状別: 確認の順番

SYM-1 カートにウィジェットが表示されない

確認の順:
1. アプリの埋め込み (App embed) が有効か、または カートのテンプレートにセクションが置かれているか
   → どちらも無ければ表示されない (T-5)。
2. カートの商品が全て「非表示商品」か。非表示優先が ON で、非表示商品が1つでも入っていないか
   → G-8 / G-9。このときは設定した「商品ノート」が代わりに出ることがある (G-11)。
3. 商品ページで見ている場合: 商品ページ用のセクション (ウィジェットモード) が置かれているか。
   カートページ用の設定と、商品ページ用の設定は別。
4. 上記に当てはまらないときは ESCALATE へ。テーマ側のカート (ドロワー式など) や、他アプリとの干渉は
   マーチャントのストアを見ないと断定できない。
  • 「購入ボタンが押せない/表示されない」場合: テーマエディタの「アプリの埋め込み」にある「配送日時指定ウィジェットが表示されるまで購入ボタンを隠す」が ON のときは、ウィジェットが出るまで購入ボタンが隠れる。ウィジェットが出ない原因を先に解消するか、この設定を OFF にする。

SYM-2 注文の「追加の詳細」に配送日時が無い

原因の候補 (確認の順):
1. 動的チェックアウト (「今すぐ購入」・Apple Pay などのボタン) から購入された (T-6)。
   → ボタンを OFF にしてもらう。配送日時が必須の場合は特に。
2. 非表示商品の設定で、日時指定の対象外のカートだった (T-4 / G-8 / G-9)。この場合は仕様どおり空。
3. 他アプリとの干渉。配送日時以外の属性は注文に残っていて、配送日時だけ無いときの可能性が高い。
   → 干渉しているアプリの提供元への確認が必要。
4. 後払い決済など外部の決済機能が属性を消した。配送日時の属性がすべて無いときの可能性。
5. 端末の不具合や通信の遅延で、アプリの JavaScript が読み込まれなかった。再現性が無い。
  • 頻発する場合は「コラボレーションコード」を添えてサポートに連絡してもらう (調査のため)。
  • 配送日時が重要な店舗 (冷凍食品・生花など) での対策は SYM-4 の「読み込み時に __ccValid をポスト」。

SYM-3 注文の「追加の詳細」に __ccValid / __ccSlot が出る

原因: 機能の動作に必要な値のため。
- __ccValid: 「チェックアウト時の配送日の有効性検証」を ON にしている (T-2)
- __ccSlot : 「配送方法のカスタマイズ」(Pro) を ON にしている (T-3)
対処: これらの機能を使うなら必須。値を残したくないだけなら、注文後に Shopify Flow で
     「追加の詳細」から削除するワークフローを設定する (人間向けマニュアルにファイルあり)。
注意: 機能を OFF にすれば出なくなるが、その機能 (検証・配送方法のカスタマイズ) も働かなくなる。

SYM-4 チェックアウトで購入に進めない / エラーが出る

原因の候補:
1. 「有効性検証」が ON で、配送日時の属性が付いていない (ウィジェットが動かなかった・動的チェックアウト等)
   → 検証用のメッセージ (「配送希望日の有効性検証のメッセージ」で設定) が出る。
2. 選んだ配送日が、設定上選べない日になっている (最短日より前・最長日より後・指定不可日など)
   → 日付のエラーメッセージが出る。カートに入れて数日放置した場合にも起きる。
3. 必須項目 (配送時間・配送エリア・入力テキスト) が未入力。
4. 「読み込み時に __ccValid をポスト」が ON で、ウィジェットのコードが読み込まれなかった
   → __ccValid が "inValid" のまま残り、検証が既定のエラーを出して止める (T-7)。
   → お客様はカートに戻ってページを再読み込みする必要がある。
  • 「読み込み時に __ccValid をポスト」はテーマエディタの「アプリの埋め込み」(またはセクション) の設定項目。配送日時が必須で、読み込み失敗を検知して購入を止めたい店舗向け。離脱のリスクがある (購入に進めなくなる)。
  • 検証はカットオフの時間では行えない (O-3)。

SYM-5 最短日より前の配送日で注文された

原因: カートで有効な日付を選んだあと、購入せずに数日置いてからチェックアウトを完了した場合など。
     カートでは検証されるが、チェックアウト画面ではアプリ側の検証が行われない。
対策: 「チェックアウト時の配送日の有効性検証」を ON にする (チェックアウトで最短日以降かを検証する)。
例外: 決済が別サイトを経由する方法 (例: KOMOJU) で、決済画面に遷移したあと数日置いて完了した場合は、
     有効性検証が働かない。注意書きの文言を案内するか、再指定できる別の方法を検討してもらう。

SYM-6 カートで入力した配送日時が注文に反映されない

SYM-2 の 1 (動的チェックアウト) と 3 (他アプリ) を最初に確認する。次の点も案内する。

  • 他の配送日時指定アプリから乗り換えた直後は、他アプリのコードが残って干渉することがある。非表示にしていても、コードが残っていれば干渉する。アンインストールして確認してもらう。
  • 以下のアプリとは同時に使えないことが確認されている: Hulk Products Options。

SYM-7 ウィジェットのレイアウトが崩れる

対処: アプリの「CSSの設定」(テーマエディタの「アプリの埋め込み」にある) に CSS を書いて調整する。
- セレクタは .cc-calendar-overall から始める (他のレイアウトへの影響を防ぐため)。
- "%}" の表記は使えない。使うときは "width: 100%;" のようにセミコロンを付ける。
- テーマ別の実績のある CSS が人間向けマニュアルにある。
- 注記 (note) だけが右寄せになる場合の実績: 埋め込みアプリの CSS に `.cc-calendar-overall .note{justify-content:unset}` を追加した。
- 配送方法・店舗受取など、選択によってだけ崩れる場合は、その状態で崩れている要素を特定してもらう (スクリーンショット)。

SYM-8 メールに配送日時が出ない

別ページ 設定手順: オプション の PROC-O3 と ESCALATE を参照する。アプリが自動でメールを書き換えることはなく、テンプレートにコードを貼る方式 (O-2)。

SYM-9 配送希望時間だけが空のまま注文が通る (別アプリが上書きしている疑い)

症状: __ccValid では時間は選択済みなのに、注文の配送希望時間が空 (日付は入っている)。短時間に連続して注文する顧客で起きる。
考え方:
- 本アプリは __ccValid と配送希望時間を同じ処理で一括更新する。両者がずれるのは、本アプリ単独では起きにくい。
- 事例: メッセージカード/ギフト系の別アプリのコードが、配送希望日・配送希望時間を遅延してカートへ書き込み、後から上書きしていた。
確認する順番:
  1. __ccValid の値 (配列の 5 番目が true = 時間選択済み) と、注文の配送希望時間が食い違っているか
  2. ストアに、メッセージ入力・ギフト・カート操作をする他アプリが入っているか (カートの属性を書き換えるもの)
  3. 他アプリのコードが「配送希望日」「配送希望時間」の属性を更新していないか
対処: 他アプリ側で、配送希望日・配送希望時間を更新しないようにしてもらう。
      本アプリ側で、他アプリの書き込みのタイミングを保証することはできない (後から書いた方が残る)。

SYM-10 スマホでカレンダーの × が反応しない・閉じるのが遅い

- アプリ側で対応済み (2026-04): × ボタンのタップ領域を 44×44px に拡張し、イベントの重複登録を整理した。
- それでも遅い場合: テーマや他アプリのスクリプトが原因のことがある。
  事例: カートページのスクリプトが 0.5 秒ごとに /cart.js を同期 XHR で取得し続け、メインスレッドが止まっていた。
確認: ストアURL、端末と OS (iPhone / Android)、カートページに入っている他のスクリプト・アプリ名。

SYM-11 配送日時の表示が遅い・初期表示に時間がかかる

- アプリの JavaScript 自体の読み込みは遅延が少ない。ウィジェットはカートページの「購入手続き」ボタンに合わせて表示するため、
  テーマや他アプリによってボタンの生成が遅いストアでは、表示も遅れる可能性がある。
- 対策: 表示場所を固定する。表示したい場所に <span id="cc-delivery-date-time-app"></span> を置く
  (FAQ「配送日時指定を任意の場所に表示できますか」)。
- 他アプリが /cart.js を常に取得し続けていないか (例: 決済・購入関連の外部アプリ) を確認する。
- HTML に #cc-calendar-overall が 2 つあるのは仕様 (非表示のひな形を複製して表示用を作る)。遅延の原因にはならない。

SYM-12 Google の検索結果に、配送日時の選択肢が表示される

- 原因: ウィジェットのテキスト (選択肢・日付セル・設定 JSON) が、全ページの DOM に展開されているため、
  Googlebot が JavaScript を実行して読み取り、検索スニペットに混ざることがある。
- 対応済み (2026-04): ウィジェットの要素に data-nosnippet 属性を付与した。全ストアに反映済みで、マーチャント側の設定変更は不要。
- 反映時期: 既にインデックス済みのスニペットは、Google の再クロール後に順次消える (数日〜数週間)。
- 消えない/表示環境による: 検索結果はアカウントや時期で見え方が変わる。site: 検索でページ名と症状の出るページを依頼する。

SYM-13 店舗受取の下に「明日 18:59」など、見覚えの無い日時が出る

- 本アプリの表示ではなく、Shopify の店舗受取の設定の「受取予定日」の表示であることがある。
- 確認: Shopify 管理画面 → 設定 → 発送と配達 → 店舗受取 → 該当の店舗の「受取予定日」の設定。

SYM-14 「チェックアウト時の配送日の有効性検証」が保存サイズ超過で ON にできない

- Shopify 側の保存サイズの制約で、サイズを増やすことはできない。アプリ側でデータの圧縮は実施済み。
- 対処 (サイズを小さくする):
  1. グループを減らす (最も確実)
  2. 営業休業日・指定不可日を最小にする (最長日 + 1 か月程度まで)
  3. 「営業休業日と指定不可日は ◯ 日より前の日付を自動で削除する」を設定する

SYM-15 設定の保存ボタンが回り続けて保存できない

- 事例: 過去の「追加の詳細な時間」の設定が適切に削除されておらず、保存時のデータでエラーになっていた。
  マーチャント側では原因が見えず、データを確認して修正する必要がある。
- 断定せず、ESCALATE の情報を依頼する (コラボレーションコードが必要)。

SYM-16 カートの中身が突然空になる

- 本アプリにカートの商品を操作する処理は無い。アプリの埋め込みを OFF にしても起きるなら、本アプリが原因ではない。
- 事例: 別のギフトアプリが原因だった。
- 確認: 埋め込みを OFF にしても再現するか、いつ起きるか (操作・ページ)、入っている他アプリ。

QA

  • Q: 注文に配送日時が入っていない。アプリの不具合か。 A: 断定しない。SYM-2 の順に確認してもらう。配送日時以外の属性が残っているか、動的チェックアウト経由か、を最初に聞く。
  • Q: __ccValid を消したい。 A: 機能に必要 (SYM-3)。残したくないだけなら Shopify Flow で削除。
  • Q: 配送日時の入力を確実に必須にしたい。 A: 「必須化」の設定 + 「チェックアウト時の配送日の有効性検証」を ON。さらに、読み込み失敗を検知するなら「読み込み時に __ccValid をポスト」を ON (SYM-4、離脱リスクあり)。動的チェックアウトのボタンは OFF にする。
  • Q: 動的チェックアウトでも配送日時を取れるか。 A: 取れない (T-6)。ボタンを OFF にする。
  • Q: お客様の端末では出ない、自分の端末では出る。 A: 再現しない場合は断定しない。ブラウザ、端末、通信状況、商品URLを依頼する。再現性が無い読み込み失敗は SYM-2 の 5。

ESCALATE

状況依頼する情報
ウィジェットが出ない (SYM-1 に当てはまらない)ストアURL、商品URL、カートの商品、テーマ名、ブラウザ、アプリの埋め込みが有効かのスクリーンショット
注文に配送日時が無い注文番号、「追加の詳細」のスクリーンショット (他の属性が残っているか)、購入経路 (動的チェックアウトか)、使用中の決済・他アプリ
頻発する上記に加えて「コラボレーションコード」 (ログインして調査するため)
チェックアウトで止まる表示されたメッセージ、ストアURL、カートの商品、有効性検証の設定 (ON/OFF・「読み込み時に __ccValid をポスト」の ON/OFF)
レイアウトが崩れるストアURL、テーマ名、崩れている箇所のスクリーンショット
時間だけ空で注文が通る注文番号 (複数)、__ccValid の値、注文の追加の詳細、入っている他アプリ (メッセージ・ギフト系)
保存できない / 保存ボタンが回り続けるストアURL、操作の手順、コラボレーションコード
表示が遅い・× が反応しないストアURL、端末と OS、ブラウザ、カートページに入っている他アプリ

SEE

インストール
テックブログ