特定顧客の購入上限カスタマイズ

公開日: 2026年5月15日

顧客の商品ごとの数量制限 で設定したグループの上限値(最大購入数)を、特定の顧客にだけ個別の値で上書きすることができます。

VIP顧客には枠を広げたい、卸売顧客には別の上限を設定したい、特定顧客にだけより厳しい上限をかけたい、といった運用に利用できます。

前提

  • 先に 顧客の商品ごとの数量制限 のグループ設定(対象商品・最大購入数)を作成しておいてください。
  • 上書き対象のバリエーション(variant)が、そのグループの対象商品に含まれている必要があります。

仕組み

通常、グループに設定した「最大購入数」は対象商品を購入する すべての顧客 に同じ値で適用されます。本機能では、顧客個別のメタフィールドに lo(limit override)という設定を追加することで、その顧客にだけ別の上限値を適用します。

  • lo に登録されたバリエーションが判定対象になった場合のみ、グループの最大購入数を上書き
  • lo が未設定、または対象バリエーションが含まれていない顧客には従来どおりグループの設定値が適用される
  • 既存の購入履歴(v)は壊さず、同じメタフィールド内に共存

設定方法

1. 対象顧客のメタフィールド画面を開く

Shopify管理画面で対象の顧客を開き、メタフィールドのセクションから以下の項目を探します。

namespace: cc-order-rule-purchase-products
key: cc-order-rule-purchase-products-key

2. バリエーションIDを取得

Shopify管理画面で対象商品のバリエーションを開き、URLの末尾から数値のIDを取得します。

例: https://admin.shopify.com/store/<store>/products/<product-id>/variants/46761447063741
→ バリエーションIDは 46761447063741

3. JSONに lo フィールドを追加

メタフィールドのJSON値に lo 配列を追加します。v(購入履歴)はそのまま残してください。

既存値が空、または v のみの場合

{
  "v": [],
  "lo": [
    { "variantId": 46761447063741, "max": 11 }
  ]
}

複数のバリエーションを上書きする場合

{
  "v": [],
  "lo": [
    { "variantId": 46761447063741, "max": 11 },
    { "variantId": 46761447063742, "max": 3 }
  ]
}

4. 保存

メタフィールドを保存すると、その顧客が対象バリエーションを商品ページ・カートで購入しようとした際に、上書き後の上限値で判定されます。「お一人様 N 個まで」などの表示メッセージも上書き後の値に変わります。

設定項目

フィールド 説明
variantId 数値(文字列も可) 上書き対象のバリエーションID
max 数値 上書き後の最大購入数。グループの設定値より大きくも小さくもできる

注意点

  • JSON構文を壊さないこと: カンマやクォートの抜けがあると顧客全体の購入履歴データが破損する可能性があります。保存前に必ず構文を確認してください。
  • v フィールドは削除しない: 既存の購入履歴は同じJSON内に保存されています。lo を追加する際に v を消さないよう注意してください。
  • 同じ variantId を複数登録した場合: 配列の先頭にあるエントリが採用されます。重複登録は避けてください。
  • 対象外のバリエーション: グループの対象商品に含まれていないバリエーションに lo を設定しても効果はありません。
  • 管理画面UIは提供していません: 顧客タグや購入履歴をトリガーに自動で lo をセットしたい場合は、Shopify FlowやWebhookを使ったカスタム実装が必要です。

適用される箇所

lo の設定は以下の両方に同時に反映されます。

  • 商品ページの表示: 「お一人様 N 個まで」「あと N 個買えます」などの表示
  • カート・チェックアウト時の判定: Shopify Functionによる購入数チェック

サポート

実装に関する不明点はサポート([email protected])までご相談ください。必要に応じて有料でのサポートもできます。(Flowを使って、他の商品の購入数量と連動した数量制限としたい、など)

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